東洋医学には、「経絡(けいらく)」といい、人間の体に流れる気の道筋があります。
この流れに滞りがおこると、体に痛みなどの不調が出ると考えられています。
つぼ(ツボ)とは、この経絡上に存在しているもののことです。
そのつぼを親指のはらの部分で押します。
押す強さはほどよい刺激を感じるぐらいに強さで、ひと押し3~5秒で押しゆっくりと離します。
その際に左右対称にあるつぼは左右セットで均等に押します。
体にあるつぼの位置は、人それぞれ微妙に違います。
つぼの図などに記されている位置は、目安として考え、その近辺を自分で探します。
ポイントとしては、つぼ周辺を触ってみると
など、他の部分と少し違う感じがした部分が、あなたの体にあてはまるつぼだと思ってください。
首・肩周辺にあるつぼで有名な点が数点あります。
肩井
(肩の付け根と肩先の中間。肩の骨の背中側の脇。肩に手を乗せて凹んでいると感じるところ。周辺を押して最も気持ちいいと感じるところ。)
肺兪
(首を前に曲げたときにできる突起を1番として、3番目と4番目の間から指2本分外側。呼吸を楽にする効果もあります。)
天宋
(肩胛骨の中央付近。やや腕の付け根よりにくぼみがあります。ツボに当たると肩全体がピリピリする感覚があります。)
天柱
(左右の手で両耳を覆い隠すような位置にして、親指で押します。緊張の緩和や頭痛のある方にも効きます。)
風池
(耳の後ろの突起の後方。生え際を下から上に向けて押していくとくぼみがあります。左右の手で両耳を覆い隠すような位置にして、親指で押します。心地いい刺激があります。)
これらのつぼを探して押していき、自分で届かない部分は、親しい方にマッサージしてもらうことで、気持ちもリラックスすることができます。
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