肩こりには病気があり、その症状のひとつとして肩こりがあらわれることもあります。
重大な病気が原因となっているケースもありますので、「たかが肩こり」「大したことはないだろう」と甘くみるのは非常に危険です。
特に、内臓に病気がある場合は、肩こり以外にも頭痛・めまい・耳鳴り・動悸・背中の痛みなどを伴うことがあります。
内臓から起因する肩こりでの特徴は
などです。
このような肩こりは、内臓疾患が原因で肩こりを起こしている可能性がありますので、病院を受診することをお薦めします。
具体的な病名ですと狭心症や心筋梗塞、肺がん、糖尿病、高血圧、低血圧、貧血、胃炎、胃潰瘍などの内臓系の病気を患っていると、その病気が原因で肩こりを起こすことがあります。
以下ではそれぞれの内臓による痛みの特徴を挙げていきます。
・心臓
肩への関連痛でよく知られているのは、心臓病です。
とくに心筋梗塞や狭心症では、左胸から左肩へかけて激しい痛みを伴います。
痛みがない場合も、左肩の周辺に痛みが出ることもあります。
それを肩こりと勘違いしてしまうこともありますので注意が必要です。
・肝臓
右肩やその周辺が痛んだり、こったりする場合は、肝臓や胆嚢の病気の疑いがあります。
肝臓に障害があると、肝臓の上にある横隔膜が刺激されるため、肩の動きが悪くなるからです。
横隔膜周辺の内臓に疾患があるときは、右の首から肩の後ろのかけて痛みがあります。
また、胆嚢炎や胆石のとき、右上腹部が激しく痛むとともに、右肩から肩甲骨にかけても強く痛みます。
・胃
胃の調子が悪くなると、背骨と肩甲骨との間にある筋肉に痛みが出ます。
・肺
肺結核や肋膜炎の初期症状は、首から背中にかけてこりと痛みが出ます。
コメントをお書きください