交通事故に合われた方で最も厄介なのが『むち打ち』です。
車社会で交通事故にあわれる方も毎年数多く追突事故の件数も少なくありません
追突事故で多く発生するのが「むちうち」ですが
とりわけ後部からの衝撃によるケースが多いようです
後部から不意打ちのように衝撃があると首はいったん過伸展の状態になります
さらにその反動で頭が前に振られ過屈曲の状態に移ります
しかも瞬時に大きなエネルギーがかかるので頚部の組織が損傷します
頚椎自体はばらばらの骨なんですが、脊椎全体をひとまとめにするために
前縦靭帯と後縦靭帯が脊椎全体をホールドするように走っています
さらにその上から多くの筋肉が付着して首の周りを取り巻いているわけですが
むちうちにより靭帯は筋肉に損傷が及ぶことがむち打ち症の原因になります
場合によっては頚椎自体に損傷が及んだり、頚椎から出ている神経にまでその衝撃が加わることもあります
事故を起こしたときにはそのときに症状が出ていなくても
後日重篤な症状が出ることもありますのでまずは病院で診てもらうべきです
むちうち症の方がこられるとき
たいていの場合、頚部の筋肉が相当拘縮している場合が多く
激しい筋拘縮による頚椎の圧迫が原因で手先が痺れたり
頭痛がすることもあります
さらに厄介なのはむちうちのときの衝撃で前縦靭帯や後縦靭帯が伸びてしまった場合です
本来頚椎をホールドする靭帯がユルユルの状態になってしまったら
頚椎が可動性亢進といって動きすぎて不安定な状態になります
何年か経ってからでも症状がでてしまうというケースもあります。
そうならないためにも早期の治療で頸部の回復を促進させていきましょう。
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